ホタルブクロ

キキョウ科ホタルブクロ属 多年草

開けたやや乾燥した草原や道ばたなどによく見られる草本で、全体に毛が生えている。
根出葉は長い柄があり、葉身はハート形。
匍匐枝を横に出して増殖する。
初夏に花茎を延ばす。高さは、最大80cmくらいにまでなり、数個の釣り鐘型の花を穂状につける。花は柄があって、うつむいて咲く。萼は裂片の間に付属片があって、それが強く反り返る。
暑さには弱い一方、日陰でもよく育つ。
山間部では人里にも出現する野生植物であるが、美しいので山野草として栽培されることも多い。花色には赤紫のものと白とがあり、関東では赤紫が、関西では白が多い。
和名は、子どもが本種の袋のような花にホタルを入れて遊んだことに由来する。