カキノキ

カキノキ科カキノキ属 落葉広葉樹

雌雄同株であり、雌花は点々と離れて、1か所に1つ黄白色のものが咲き、柱頭が4つに分かれた雌しべがあり、周辺には痕跡的な雄しべがある。雄花はたくさん集まって付き、雌花よりも小さい。5月の終わり頃から6月にかけて白黄色の地味な花をつける。
果実は柿(かき)と呼ばれ、秋に橙色に熟す。枝は人の手が加えられないまま放って置かれると、自重で折れてしまうこともあり、折れやすい木として認知されている。

熟した果実は食用とされ、幹は家具材として用いられる。
葉は茶の代わりとして加工され飲まれることがある。
果実はタンニンを多く含み、柿渋は防腐剤として用いられる。現在では世界中の温暖な地域(渋柿は寒冷地)で果樹として栽培されている。

カキノキ