薪をつくることは自然とつながること
炭を使うほうが好きですか?
それとも、薪を使うほうが好きですか?
最近は、煙が出なくて周りに迷惑にならないようにという理由で、炭を使い、コンロを立ててというキャンプ場も多くなっています。
薪をつくる
薪をつくるには、まず、山から木を持ってきます。
立ち枯れた木があれば、ラッキーです。乾燥していて、比較的簡単に切ることができます。
雪の重みなどで落ちた枝も拾いましょう。湿っていますが、乾燥させれば使えます。
間伐のために切り倒した木もいいですね。間伐は、里山を生かすのに必要なことです。
長さを切りそろえるのは、保管のため、利用するときのストーブ等の長さなどを考えてのことです。太さは、火の付きやすさ、持ち時間などが関係します。
私も薪割りをしてみました。
木を立てて、斧を正確に当てるように心がけます。
どうせ無理やり力を込めても割れません。それと、斧の頭が自分の足に向かってこないように気を付けます。また、何回もやる作業なので、できる限り疲れないようにします。
確かに重労働です。
ですが、こうした樹木を利用しても、出ていく二酸化炭素はまた新しい樹木に吸収され、トータルすれば二酸化炭素の収支バランスは保たれます。
山野が再生できないスピードでダメージを与えないことが重要です。
なおかつ、人間が出入りすることによって、適度に間伐され、残った木は丈夫に育ち、林床に光が届いて、階層構造ができます。動物もいろいろな種類が住み着くようになります。
ちなみに、炭はこうした樹木をあらかじめ乾燥させ、酸素を供給しない状態で蒸しあげたもの。そのため、高い温度を出すことができます。昔は、山のほうへ行けば炭焼きをしていたものですが、最近は使用量が少ないため、海外から輸入されるものが多くなってしまっています。キャンプで炭を使うときは、ぜひ国産の炭をご利用ください。
こうやって、自然の時間に合わせて、里山を上手に利用することで、私たちも自然の一部になってつながれます。
これからゴールデンウィーク本番なので頭上注意
ゴールデンウィークの本番はまもなくです。ネット予約は、ほぼいっぱいの状態となっています。ところで、そんな中で大変なのですが、ときおり頭上を見るようにしてもらいたいのです。
たとえば、あの枝。
上のほうにあるので小さく見えますが、たぶん大きいです。風でゆられて、いつ落ちてくるとも限りません。危ないからといっても、残念ながらあらかじめ切り落とす方法がないものもあります。
自然に気を付けて、周りの人とも気持ちよく。楽しい休日をぜひお楽しみに。