まず足元から
人間も足元が大切ですが、五頭山麓いこいの森も、同じことが言えます。
しかし、問題は足元です。
土が硬くなっています。
そのため、雨水が浸透せずに表面を流れます。土砂がドンドン流されています。
なぜこんなことになるのでしょう。
通常、土の中には動物たちがいます。代表的な動物はミミズです。
彼らは土の中を動き回りながらえさを探します。
それによって、通り道ができたり、土壌が天地返しされます。
酸素が供給され、水分の通り道ができます。
これによって、たくさんの生き物が生活できるようになります。
植物の幹や葉もこうして分解され、土壌が形成されます。
そこを大勢の人間が踏み固めてしまったり、直火で焼いたりし続けると、その流れが途絶えます。
いま、そんな状態になりつつあります。
そこで、こんなふうにしているところがあります。
太い枝を置いておくと、土が流れにくくなります。
土壌形成の体験作業もあります。
この五頭山麓いこいの森は、木々の間にサイトのある珍しいキャンプ場です。
そんな環境を長く維持するために、ぜひご協力ください。