樹木医さんがやってくるので土を見てみる
五頭山麓いこいの森に樹木医さんがやってきます。
樹木を見てみましょう。
そうですよね。
上を見ますよね。
草本を見てみましょう。
そうですよね。そこだけですよね。
でも、ここを見てみます。
樹木は下から上まであります。
今回は、下を見ていくことにします。
下を見てみる
コンクリに張り付いているコケ類や地衣類もあります。
もちろん、樹木の幹にも張り付きます。
ジグモの巣がありますが、樹木と動物の関係があることもわかります。
ちょっと掘ってみよう
ここを少し掘ってみましょう。
事務所の前ですが、何か置いてあったところのようです。
意外に、表土は薄いです。
写真でわかるでしょうか。上の方は濃い茶色ですが、下は薄い色になっています。
掘り返してひっくり返してみた方ですが、植物の根がたくさん入っているのは、やはり表面(写真では下の方)だけです。
ここ掘ってみよう
次は、ここです。
なんとなくやばい気がします。
だって、草が生えていないから。
掘ってみました。
すぐに理由がわかりました。
掘れないんです。
上から見てみましょう。
いきなり赤土の地盤があるので、ここはちょっと難しそうです。
森の中へ移動して掘ってみよう
やたらと掘ることはできませんが、場所を選んで森の中にします。
落ち葉が重なっていて、けっこういい感じだと思いませんか。
掘ってみました。
おや。
意外に表土は薄いですね。
表面の方は、少し粘りけがあるかんじですが、下の方はそうでもありません。
動物や菌類が関与する
管理人している烏骨鶏さんですが、砂浴びするところがあります。
ここです。
当然、土壌が動かされます。
朽ちた木にはキノコが生えます。
枯れた木や落ち葉などは、動物が飲み込んだり、菌類の栄養になって分解されたりしていきます。
生物どうし関係しあいながら、物質は循環しているわけですね。
森林の中の表土は意外に薄いので、保護していることもありますが、みなさんのご協力をお願いします。
川の中にも
川の中でも、同じようなことは起きています。
植物は少しずつ前へ前へと進みます。川の流れが変わるか、大水で植物が流されるかはわかりません。
どうも怪しいから、ここも掘ってみよう
ここは普通に落ち葉が溜まっているところでしかありませんよね。
先ほどのところに似た感じに見えます。
でも、顔を上げるとこれがあるんです。
なんとなく、ヘンですよね。
というか、ヘンな気がしたんです。
ちょっとだけ掘ってみましょう。
落ち葉をまずどけてみます。
その下を掘ってみたら、これが、なんとも。
色が真っ黒です。
まるで炭のようです。
そして、粒の大きな、ザラザラしたかんじ。
これは、土ではありません。
芽生えの将来はどうなるのだろう
どんぐりがたくさん落ちる時期ですが、こちらは去年の芽生えです。
もちろん、全部が樹木になれるわけではありません。
これから先、数十年、数百年後、この五頭山麓いこいの森はどうなっているでしょうか。